美心(びじん)
〜言葉のダシのとりかた〜
かつおぶしじゃない。
まず言葉をえらぶ。
太くてよく乾いた言葉をえらぶ。
はじめに言葉の表面の
カビをたわしでさっぱりと落とす。
血合いの黒い部分から
言葉を正しく削ってゆく。
言葉が透きおとってくるまで削る。
つぎに意味をえらぶ。
厚みのある意味をえらぶ。
鍋に水を入れて強火にかけて
意味をゆっくりと沈める。
意味を浮きあがらせないようにして
沸騰寸前サッと掬いとる。
それから削った言葉を入れる。
言葉が鍋のなかで踊りだし
言葉のアクがぶくぶく浮いてきたら
掬ってすくって捨てる。
鍋が言葉もろともワッと沸きあがってきたら
火を止めて、あとは
黙って濾しとるのだ。
言葉の澄んだ奥行きだけがのこるだろう。
それが言葉の一番ダシだ。
言葉の本当の味だ。
だが、まちがえてはいけない。
他人の言葉はダシにはつかえない。
いつでも自分の言葉をつかわねばならない。
とても奥深いダシのとりかたでしたので
「ピンとこない」が読んだ時の感想でした
何回も何回も
頭に状況を浮かべながら読んでいるうちに
「言葉のダシ」のイメージが少しずつ
膨らんできはじめました。
そして思いついたのが
びじん→「美人」と「美心」です
とかく目に見える表面を気にして
シワやシミにいいという化粧品を使い🙊
エステやネイルに 長い時間をかけ🙊
そちらに意識がいってしまっているわたし🙊
内面的なことに どのぐらい努めているの?
と、反省しました。
「美心」を目指して
心がけようと思い立ったのですが
コツコツ積み上げる実践の「なにか」を
まだ探せずにいます🙊
球児は甲子園を目指して
毎日の素振りや走り込み 筋力トレーニング。
わたしも「なにか」を早く決めよう🍀
「美心」が「美塵」になってしまわないように
わたしの本名に
亡き父がいれてくださった
「美」という一文字。
まずは·····
いつでもどこでも。がんばります🍀